オオナガシンクイ

害虫の食害:建材

成虫・幼虫ともにラワン材などのデンプン質の多い材を食害し、成虫は7~8月頃に出現する。ナガシンクイムシ類の中では大型種になるため、成虫の脱出孔は大きく直径5mm内外に及ぶ。

// 特徴

成虫は体長約8.5~15.5mm。黒色ないし黒褐色で円筒形。触角は10節で、先端の3節は幅広い。上翅斜面部の両側縁上の中央には1対の突起をそなえる。この突起は個体・性別による変化が多く、牛角状に太く長く突出するものから単に瘤状に隆起したものまである。

 

// 生態

インドから東南アジアに分布し、日本でも本州以南に分布する。原産地は東南アジアと思われるが、日本での詳しい生態については不明である。成虫・幼虫ともにラワン材などのデンプン質の多い材を食害し、成虫は7~8月頃に出現する。ナガシンクイムシ類の中では大型種になるため、成虫の脱出孔は大きく直径5mm内外に及ぶ。脱出孔からおびただしい量の木粉を排出し、大きな被害を受けることがある。

 

// 防除方法

被害を早期に発見し、早めに駆除を行うのが肝要である。防除方法は基本的にヒラタキクイムシの場合と同じである。ナガシンクイムシ類は同一材に1回だけ加害するものではなく、材に栄養物が残っていれば、何回でも産卵加害するため、被害のある材は、できる限り除去し、焼却処分する。取り外しが不可能な場合は、薬剤処理を行なうが、既に幼虫が材の中に深く侵入している場合には薬剤が届かないので駆除はまず不可能である。しかし、薬剤処理を行えば、材の中にいるものが出てしまえば、次からの被害は防ぐことができる。

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