ストレスガード製剤技術

2017年のベントグリーンにおける病害診断結果

バイエルでは病害診断のご依頼を承っています。2017年は暖地型芝草で115検体、寒地型芝草で511検体の病害診断を行いました。 ここでは、2017年夏の全国の気象条件と、主に寒地型芝草の病害診断結果をご紹介します。

図は2017年夏季の全国の降水量、平均気温、日射量を地域ごとにグラフにまとめたものです。このグラフより以下の傾向が見えてきました。

 

  1. 全国的に7月の気温は平年よりも高かった
  2. 北海道では6月及び9月、東海及び北陸では7月の降水量が多かった
  3. それ以外の地域では、6月の降水量は平年と同程度か少ない傾向が見られた
  4. 北海道以外の地域では、5月~7月の日射量が平年よりも多かった
  5. 東日本では8月の日射量が平年よりも少なかった
  6. 九州及び四国地方は降水量が少なかった

グラフの説明

 

北海道(札幌)

 

東北(仙台)

 

関東(東京)

 

北陸(富山)

 

東海(名古屋)

 

関西(大阪)

 

中国(広島)

 

四国(高知)

 

九州(福岡)

 

 

 

続いて2017年の寒地型芝草(ベントグリーン)の病害診断結果のグラフです。

 

ベントグリーンの病害診断結果 グラフの説明

 

ベントグリーンの病害診断結果

 

2017年の特徴として、以下のものが挙げられます。

 

  1. 例年に比べて6月の診断数が少なかった
  2. 5~6月は降水量が少なく晴天の日が多かったため、病害の発生が少なかった
  3. 7月は全国的に気温が高く、ベントグラスに病害が発生しやすい気象条件であった
  4. 8月は東日本では日照不足、西日本では高温少雨と気象条件が分かれた
  5. どの地域でもベントグラスにとっては厳しい気象条件となり、細菌病は全国的に増加し、炭疽病は特に東日本での増加が顕著であった

2017年は、ベントグリーンにおいて炭疽病及び細菌病が猛威を振るった年になりました。

両病害とも、芝生に強いストレスがかかることによって病害の発生が助長されます。

病害が発生してしまったら殺菌剤での対応が基本となりますが、まずは病害を発生させないような管理をすることが肝要です。

 

炭疽病についてはこちらから・・・

細菌病についてはこちらから・・・

 

病害を発生させないためには、まずは生育環境を整えることが重要です。

以下のポイントをチェックしてみて、改善できるところから改善してみてはいかがでしょうか。

 

風通しと日照条件 → 周辺樹木の剪定や伐採で通風と日照を確保

床土の透水性と通気性 → 更新作業と目砂散布で土壌環境を改善

刈込 → ベントグラスに負荷をかけすぎない刈高を維持

施肥 → 極端な低窒素は特に炭疽病の発生を助長

殺菌剤 → 発病前の予防散布。特にストレスガード製剤のプログラム散布をお勧めします!

 

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