ギンゴケ
ハリガネゴケ科
ギンゴケは淡緑色~ほとんど白色の葉が半球状又はマット状に密生し、乾燥すると光沢のある銀に似た灰色になる。集合した茎の高さは1cm程度で、卵形で覆瓦状の葉(長さ0.75~1.25 mm)をつけるため、茎は滑らかな円筒状に見える。
ハリガネゴケ科
学名:Bryum argenteum
基本情報・生態・形態
ギンゴケは淡緑色~ほとんど白色の葉が半球状又はマット状に密生し、乾燥すると光沢のある銀に似た灰色になる。集合した茎の高さは1cm程度で、卵形で覆瓦状の葉(長さ0.75~1.25 mm)をつけるため、茎は滑らかな円筒状に見える。
乾燥時にもほとんど変化はない。短い楕円形の下垂した(又はまれにほぼ横向きの)蒴(さく)は小さく、長さ約1.5mm、短い蒴柄(長さ約1cm)の上につく。 通常、秋から春にかけて繁殖する。
生育地
ギンゴケは撹乱地に広範囲に多く分布し、非常に 乾燥した場所や、普段から硝酸塩などの栄養が豊富な場所で生育する。このような環境に該当する場所は、歩道やその脇(舗装板の割れ目も含まれる)、道路、 耕地、荒れ地、線路の上又はその周辺の土である。土以外に石の上でも生育可能であり、壁、建物、屋根、コンクリート、舗道などでもみられる。
砂地、侵食さ れた河川敷、低地の崖の不安定な土壌など、人間の影響が及びにくい場所でも生育する。